さて、昨夜は映画が終わって最寄り駅からは徒歩で帰宅した。そして昼間に内容だけは推敲しておいた手紙を本番てことで久しぶりに便箋に手書きし(ずっとキーボードでワードやeメールだったからな)人形をちくちくシャクシャク仕上げ、明日のランチの店検索し、更に大好きマンガの最終巻を一気に読んで興奮したりして、寝たのは朝3時過ぎだった。
あああ今日は人生初のサイン会だから張り切って真っ当な見かけで行こうと思ってたのに肌がぁぁぁクマがぁぁぁ!てゆーか途中で寝たりしないか自分。ともあれ、最後の最後まで人形の完成度を上げるべくいじり続けていよいよ出発しないとマズイ時間。父に車に乗せてってもらい駅へ移動した。
まずは丸善に向かい、手紙の封用のシールを購入した。本当なら家に同じ柄の在庫があるはずなのに、昨夜いくら探しても見つからなくてさ……(これも寝るのが遅れた理由だ)ついでに太陽眼鏡を購入しようとしたら見事に在庫切れ。……まぁサイン会会場の本屋にも売ってたからいいか。
続いてちょっと遠回りして、初めての駅に降り立ち、昨日見つけたばかりのヘルシーでおっしゃれーなカフェに行ってみた。注文してしばらくして新たな3人組の女性達がやってきたのだがえらくうるさい。てーか、確か駅の改札口前で待ち合わせしてキャーキャー騒がしかった集団じゃないか。
しかもその話の内容がまたよりによって、レイキだの波動だのタロットカードだのヒーリングだの、オカルトもといスピリチュアルな単語がぞろぞろぞろと出てきて、こちとらちょっとばかし食欲が薄れたぜ。いや、最初カードの属性がどうとかって時点で、いやいやオカルト的なアレじゃなくてトレーディングカードゲームなそれかと一生懸命考えようとしたんだが、ね。
いやーホントに信じてる人たちがいるんだな。まぁ何に金かけても人の勝手だけど……とどんな顔してるんじゃとその集団をチラ見したところ、一人分のプレートを3人で分けて食べてた。……自分と同じぐらい、少し若いぐらいのお金持ってそうな服来てるってのに何とケチくさ……いや店に対してド厚かま……いやもうどうでもいいや。私と彼女らは完全に別次元の住人なんだな。
気のせいか、彼女らが来てから急に私に対して愛想の良くなった気がする店員さんに道を教わり、違う駅から一気にサイン会場である秋葉原へゴー!と、歩いていたがふと思いついて水玉巾着の中を見てみたら人形が潰れてるー!ぎゃー!慌てて手でいじくってどうにか復元したっちゅーねん。
にしても。今から自分が運ぶ分には気をつければ潰れないけど、人様に差し上げてからも中身を見ない限り潰れないよう扱ってもらえる保証はないわけで。つぶれないための何かを手に入れねば!てことで駅に着くと同時に携帯電話にてここから秋葉原までの道で文房具屋を探した。
てことでお茶の水にて途中下車して慌てて丸善(前とは別の店)にゴー!はじめは厚紙を手に入れようとしたが在庫がデカイのしかない。巾着に入るよう小さくする方法も道具も時間もない。私は店を見回した。他に使える何かはないのか!で、見つけたのが小さな陶器の置物3百円ちょっとだった。いや置物自体には用はない。それを包む箱こそが我が目的に合致するそれだ。
てことで置物を購入して、中身を抜きとった箱に人形を入れて巾着に入れなおした。良し、商品名のシールが貼ってて箱も汚いのはアレだけど、少なくともこれでちょっとぐらいの圧力なら耐えられる。再び電車に乗って秋葉原。時間は集合の15分前。ああもっと早く来て顔をもう少しマシに仕上げるつもりだったのだが、鏡を前に5分もかけずにちょいといじくって店へ向かった。
で、買いぱぐった太陽眼鏡の売り出しを横目に(ここは電器屋のはずなのに商売うまいな)急いで5分前に到着。私は第二陣の前の方だったので急いで行ったわけだが、実際その場に着いてみれば第一陣の人らまだまだ一杯前に居るじゃん、どういうこと?!すると係の人が「サインの他に一人一人にイラストを書いているので」と。……す、素晴らしいサービスだわ!
ともあれ、列の男女比を見るとほぼ同数、女性の方が少し大目か。さすが私の大好きなアレ、萌えだけじゃなくってよ!と意味もなく誇ってはみたが、第一陣の列で作家さんの姿は遮られ、何故か前方では笑い声が響いてくる。え?な、何か話しなきゃいけないの?何も話題考えてないよ!
突然私は自覚する。激しい動悸に冷や汗、息苦しさを。……これは緊張なのか、寝不足のせいか、はたまたカフェで飲んだカプチーノのせいなのか。ともかくドキドキが止まらない。だがそれでも頭はそれなりに働いていた。まだ前グループの減り方のペースを見る限り当分時間があるならば、太陽眼鏡手に入れに列抜けて買いに行くべきじゃね?と。
てことで、係りの人に行って少し抜け出させてもらい、1階の売り場に戻ってみたらなんと値段が凄まじい。うー少し前まで立派な本が付いてて同じ値段だってのに、そこここでももう少し安く売ってたのに……なんという資本主義!(泣)天候が微妙ではあるが、日食のほかにもイベントが控えてるので泣く泣く買ったっちゅーねん。ああ、次回から欲しい物見つけたらすぐに買う。ちい、覚えた。
戻って再び列に並びかなり時間が過ぎて、ようやく第一陣の人も減り作家さんが見えた。ほー、予想外に垢抜けたかなりのハンサムさんじゃないか。でも3次元には興味ないんだよねー私(笑)興味があれば手紙にメールアドレス書いただろうが、私の興味は彼の存在そのものではなく腕前なんだな。
で、第一陣に予想以上に時間がかかり(並び始めて1時間)、更に我々第二陣の前に5分程の休憩を入れることになった。ここでドキドキは最高潮。あああドキドキしすぎて苦しいよう。逃げてしまいたい程だ!
だが、私はこれと同じ状態を経験した事があった。陸上部の競技会の、ピストルが鳴るまでのあの嫌な時間と完全に同じだ。あの時と同じ、もう少し待てばこの状況は終わる。そう思うと少し力が抜けて楽になった。
そしてとうとう自分の番だ。前もって考えておいた「3年間お疲れ様でした」「色々と酷い中身なんですがご笑納ください」とどもりどもり言ってプレゼントを手渡す。すると脇にいた係りの人が色々と漫画の件で話を振ってくる。あ、これなら私も話せる。気が効いてるなー。
でも緊張してるのは事実で、緊張で頭真っ白なあまり、ありきたりで平凡な事しか話せなかった。折角自分の意見を直接作家に聞いてもらえるチャンスだったのに。ああ自分のこの性癖がにくい。こんな事もあろうかと一応自分の意見を手紙に書いておいたが、長文にならないように具体的例を書いてないんだよな。あああ。
サイン本を受け取って、作家との握手をせずに去ろうとして作家本人を含めた周りに止められるという、最後まで間抜けなさまを晒して(多分顔真っ赤になってたと思う)ぎゅっと握手。離してからありがとうございましたと礼だけは忘れずに(我ながら良く忘れなかったものよ)急ぎ足でその場を離れた。
そして思い出した。緊張のあまり私の手めちゃ湿ってたんじゃないか?紙の上に手のひらを置くと、しばらくするとふやけてボコボコになるほど私の手の汗は酷いんだ。一応、汗に結露しないようにずっと手のひらを広げておいたのだが……ああ握手の前にハンカチで拭けばよかった!あああ!ゴメン作家さん!
とまぁ散々なモンでありましたが、どうにか任務は達成。ろくに運動せず突っ立ってるだけでアレだけ汗かけるってスゲーな。つーか萌えってデトックス効果ありだな素晴らしい!て考えるほど余裕がもどった。そして帰宅してほっと一息、マッタリとした時間が戻ったのだった。どっとはらい。
だったらよかったんだけど、最後に強烈な事件が起こっていた。父曰く「断水している」と。……なんだって?慌ててパソコンで確認してみりゃ水源に基準値以上の化学物質がでてどーのと。ざ、ざけんな!化粧は拭取り化粧落しがあったからまだよかったけど、こちとら頭はワックスで重く、体は汗びっしょりになってんだぞ!風呂入らずにいられるかい!
4時間も寝ていない私に睡魔はじわじわと侵攻してきてる。でもこんな状態で寝たくない。ど、どないせーっちゅーねん!!ムギャー!
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